iPhoneの修理で一番多いのが液晶まわりのトラブルです

iPhoneのトラブルで多い「ガラス割れ」と「液晶不良」はどのように違うのでしょうか?

2018年02月17日 12時31分

一般的なiPhone修理業者のオフィシャル・ウェブサイトを見ていると、ディスプレイ部分のトラブルで2種類の価格提示をしているところが多いです。
「ガラス割れ」と「液晶不良」です。受付をしてもらって案内してくれる場合が多いのですが、利用者はあらかじめ、その違いを知っておきたいですね。
 
中にはグレーなことを良いことに安い料金を提示して集客を目的にしているiPhone修理業者もあります。「安いな!」と思ってお店に行ったら実際は高い料金になってしまうことも体験談を見ていると目がつきます。iPhone修理店はいろいろあるのですが、結局わからないまま修理をしてもらっている人が多いようです。
 
こういった知識を持っていれば、自分のiPhoneの修理がどういった内容になるかをイメージできます。お店を比較する場合でも基準がはっきりするのです。また、店舗によって基準が違いますので一般的にと考えてください。
 
修理と言っても基本的には部品交換です。iPhoneを預けるとまずチェックするのが「フロントパネル」部分がリサイクルできるのかどうかです。フロントパネルは、ガラス・液晶・基板と接続されるケーブル・フレーム(枠やベゼル)からできています。
 
もしも、リサイクルができる程度のダメージならば原価代を下げることができますから「ガラス割れ」として受付されるケースが多いです。
リサイクルできない程度のダメージならば原価代を下げることはできません。「液晶不良」として受付されるのです。
 
どんな状態なのかを簡単に説明しておきましょう。
■ガラス割れ
破損箇所は大きく広がっていて全体的にダメージがあっても、液晶やケーブルに異常がない場合です。
この場合はリサイクルに回すことができる可能性が高いです。実際には、再生作業をする場合にケーブルの損傷が見つかる場合もあります。その場合は再生不可になります。途中で料金が変わってしまうのはこういったケースがあるからです。事前に説明をしてくれるようなiPhone修理業者を選びましょう。その店舗独自の判断基準を設けているはずです。
 
■液晶不良

半分以上の液晶が壊れている場合は、フロントパネルをリサイクルはできないしょう。この場合はフロントパネルを全て交換して完全復活するしか方法がありません。
液晶は中に液体が入っています。iPhoneの液晶のダメージが大きい場合は液晶の内部に「液」が漏れている状態になります。こうなってしまうとフロントパネルの再利用は一切できませんから、フロントパネル交換になります。
 
いかがでしたでしょうか?
iPhoneのトラブルで多い「ガラス割れ」と「液晶不良」はどのように違うのでしょうかを説明しました。
フロントパネルがリサイクルできるのかどうかがポイントになります。
 
注意したいのはガラス割れの状態で放置しないことです。日数が経過するによって症状が悪くなるケースが多いからです。早めの対処ならばガラス割れで済んだはずなのに、放置していたら液晶不良になってしまいます。
iPhoneのガラスが割れたまま利用している人も少なくはないです。Appleのケアに入っていたりキャリアの補償があったりしても知らない人も多いです。
 
お金がかかるからと諦めている人もいるようですね。まずは、ご自分のiPhoneにどういった補償があるのかどうかを確認しましょう。それと落下などしてしまった場合は、早めに対処するほうがいいです。
 
最悪になると修理もできなくなります。大きな出費になってしまうと同時に大切なデータも消失してしまいますから、後悔することになってしまうでしょう。大切なiPhoneに入っているデータがなくなると取り返しがつきません。定期的にバックアップをとりましょう。iCloudだけでなく、Yahoo!などでもバックアップができるようになっています。
 
手間がかかるバックアップですが、イザというときには役に立ちます。頻繁にするのは面倒ですが、例えば月末にはバックアップをするなどiPhoneのスケジュールに入れておいてアラームをかけておく方法もあります。転ばぬ先の杖です。